ペスト禍のアントワープ

  • 万紀子
  • 2020/04/09 (Thu) 00:51:22
1663年に設立されたベルギーの王立アントワープアカデミーの版画です。
当時の僧院を改修されて造られたと聞きました。
正面の聖堂の後ろの搭の背後にある屋根に17と数字が振ってあります。
右下の数字の説明を読むと17は感染者(ペスト)の家と書かれています。
当時のぺストはただ死を待つばかりだったのでしょう。
聖堂の祈りの聞こえる場所に造られているのが救いです。
私が在籍した1981~1986年当時は畑の部分にも建物が建ち、ゴッホも学んだ油絵科などがありました。ジュエリー科は一階正面の教室でした。当時は聖堂は学生食堂でした。ポテトを落とすと石の床に名前が書かれていてお墓の上で食事をしていたのですね。
夜間の学生の幽霊話は蝋燭が揺れて僧侶の歌が聞こえるとか・・・。
でも、ここで学んだ日々はなにもかも懐かしく、私にとって宝物です。

Re: ペスト禍のアントワープ

  • 万紀子
  • 2020/05/22 (Fri) 23:45:50
搭の後ろの屋根に17と番号が書かれています。

Re: ペスト禍のアントワープ

  • 万紀子
  • 2020/05/22 (Fri) 23:53:35
版画の中にある説明には17は「伝染病の家」と書かれています。
どうしてペストが伝染病と書かれているのか、不思議でした。
当時はWHOも無く、ペストは伝染病そのものを指したのですね。

この投稿に返信する

(投稿前に内容を確認)